先日「高橋幸宏とMETAFIVE」の記事を書いた時、高橋幸宏「愛は強い stronger than iron」を探すため、高橋幸宏の名前でクレジットされた楽曲のリストを検索した。
そしたら、高橋幸宏氏が『高野寛 ソングブック~TRIBUTE TO HIROSHI TAKANO~』というトリビュートアルバムに「やがてふる」でカバーを入れていることに気づいた。
高野寛 ソング・ブック 〜tribute to HIROSHI TAKANO〜 : Trailer
→release - Hiroshi Takano official site
→高野寛 ソング・ブック 〜tribute to HIROSHI TAKANO〜 | 蓮沼執太 | Shuta Hasunuma
高野寛氏と高橋幸宏氏が親しいのはいくら鈍感な僕でも(僕はアルバム以外で情報を追いかける習慣がないので、ミュージシャン同士の交流については悲しいほど感度が低い)気づいていたが、こんなアルバムが出ていたとは知らなかった。これも感度の低さゆえだ。
ほかにどんな曲が収録されているんだろう、と思って、拍手喝采を送りたい気持ちになったのは、やはり「KAORI」だ。クレジットには「有里知花 with 宮川 剛・永見行崇」がカバーしているとある。この曲を選択するとは、実にいい。素晴らしい。拍手だ。僕自身は、このミュージシャンを知らなくて申し訳ないくらいだ。
→News | YURI CHIKA official website高野寛氏の曲で素敵なのはいくらもあるが、「KAORI」の良さはまた別格だ。アルバム『Rain or Shine』の一曲目を飾るこの歌は、官能的な雰囲気の中でも、高野寛らしい爽やかさを失わない名曲だ。
参加作品は、幅広い音楽知識に裏打ちされた上質な作りで多くのアーティストたちに強い影響を与えている。細野晴臣・坂本龍一・鈴木慶一・高橋幸宏・忌野清志郎 / 宮沢和史・テイ・トウワ / クラムボン・ハナレグミ・中村一義 etc...との世代を超えたセッションは、多くのミュージシャン達から信頼される存在であることを物語っている。 --via 高野寛 - Wikipedia
この記述を見ていて思い出した。そういえば、高野寛氏のラジオも聞いた覚えがある。どの番組だったか、全然思い出せないが……。
たしかちょうど坂本龍一ツアーに主にギターとして参加をしていた時期で、高野寛氏自身は若い頃ギタリストとしては挫折したようなことを言っていた。「だからツアーの休憩時間には運指の練習とかしています」と語っていて、坂本龍一ツアーに真摯に貢献しようという姿勢が伝わってきて面白かった。
高野寛についてはまだ他に好きな歌がいくらもあるが、それはまた別の物語、別の機会に語ることにしよう。
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